プログレ万歳

ここでは、私の好きなプログレッシブ・ロックについて取り上げていきます。
その前に、もはや死語と化した「プログレ」とは何か?、よく知らない方も
おられるかと思われますので、説明しておきますと、

 プログレッシブ(progress = 進歩する)、つまり進歩的なロックということ
 です。もっともプログレッシブ・ロックという言葉が使われ始めたのは
 1960年代後半から70年代始めのことなので、当時の単純なロック&ブルース
 以外に、変わった要素の入ったロックは全てプログレッシブ・ロックなどと
 呼ばれました。
 具体的には、クラシックの要素の入ったロック、新しく開発された電子楽器
 (メロトロンやシンセサイザーなど)や新しい録音テクニックを使ったロック、
 他のジャンルの要素(JAZZなど)の混じったロック、実験的な試みが強いロック
 などすべてがプログレッシブ・ロックと呼ばれたものです。

 クラシカル・ロックも前衛的電子音楽も、みんなまとめて プログレッシブ
 という、いいかげんさが、説明を難しくしています。

 結局 、音楽のジャンル名は次々と新しい呼び名が考案されていくのに、いったん
 バンドに貼られたレッテルは簡単には変わらないものですから、1968年から
 1972年くらいにデビューし、かつ普通のロック&ブルースでないロックを
 やっていた連中が プログレッシブ・ロック・バンドというわけです^^!。



プログレッシブ・ロックの定義については、「そんな乱暴な説明、納得できん!。
いや、プログレにはもっと精神的な意義が…」などなど、異論のある方も
おられましょうが、この辺でやめときます。

私の場合、ピンクフロイド、EL&P、タンジェリン・ドリーム、クラウス・
シュルツ、ジャン・ミッシェル・ジャール、ヴァンゲリス、などといった
比較的スローテンポで幻想的なイマジネーションの強いロックに強く影響を
受けました。最近のニューエイジ・ミュージックから、さわやかさを取りさり
隠し味に毒気を入れた音楽と表現しても良いでしょう^^。


今回は、私の持っているピンクフロイドのブートレグ版(通称、海賊版とも
言われ、ミュージシャンに無許可で発売された、非合法アルバムのことです。
大抵はライブの隠し撮りソースが元)について、その特徴をとりあげて
いこうと思います。

初期、中期(1975年くらいまで)のピンクフロイドは、ライブで、発売前の
未発表曲を演奏し、客の反応をみながらアレンジを改良していく、ということを
よくやっていました。また発売後もライブのたびに曲のアレンジを徐々に
改良していくものですから、発売から2年もすると曲の仕上がりは、正規の
アルバムより数段、すばらしいものに変わっていました。

そんなフロイドのライブをヤミ業者達が見逃すはずもなく、またファンも
アレンジの変化や完成度を楽しみたい欲求から、ブートレグ盤が飛ぶように発売
されました。
そんなわけでフロイドのブートレグ盤の数は、他のミュージシャンに比べても
かなり多い部類にはいりますし、ファンにとってもブートレグ盤の価値が
大きかったのです。

もっともフロイドも、ブートレグ盤の横行には頭を悩まし、1975年の「炎」以降、
発売前の未発表曲をライブで演奏しなくなります。またブートレグ盤問題とは関係
ないのでしょうが、ライブでの演奏も、サポートメンバー達を使い、正規の
アルバムとキッチリ同じ内容を演奏するスタイルへと変化していきました。
そのためか、フロイド後期のブートレグ盤には、あまり面白味を感じられません。




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